「♪ どくでんぱ〜 どくでんぱ〜
ビビビビっと 楽しいトモダチ〜〜 ♪」（ようこそようこ 雪ダルマの歌の節で）
な〜んて歌を無意識のうちの口ずさんでしまうくらいイカした（イカれた？）ゲーム、「雫」。なんてったって毒電波ですよ、毒電波。どーやったら「毒」と「電波」をくっつけて「毒電波」なんて言葉を作り出せるんだろ。
Ｈシーンだけが目的でストーリーは付け足しのＨゲームや、安直な正義をふりまわすＲＰＧを見慣れてしまった私には、このゲームは衝撃的でしたねぇ。セーラー服の美少女も出てくるし、それなりのＨシーンもあるわけですが純粋にストーリーが見たくて（次の日が会社なのに）徹夜してしまったほどです。
主人公の狂気と、月島先輩の狂気。これほどまでに「狂気」を真っ正面から見据えた、それだけでなく人間の心に挑んだゲームは無かったのでは……。
そして重要なのは、それはこのゲームが「チープなＳＦモノ」であること。
毒電波という設定、そして毒電波を使う月島先輩がチープであればあるほど、プレイヤーにはそれが悲しく映る……。毒電波によって操られ辱められる女の子を見ることで、月島先輩の「狂気」がよりリアルに感じられる……。
あ、だからと言って、女の子がかわいくないってことはないですよ。
私は瑞穂ちゃんが好きかな。でも，本命は異星人編の太田さん。あの元気な太田さんを見ると、心が安らぎます……って、変かな？（笑）
そして「痕」。当社比２倍（？）でボリューム、完成度がアップしてますね。
そのぶん、チープさが無くなってちょっぴり悲しいかも…。ビデオ特撮からフィルム特撮へ、月曜ドラマランドから土曜ワイド劇場へって感じでしょうか。
こうして書いてると、「雫」は書くことがいっぱいあるのに「痕」って、言葉が出てこない。「痕」も面白かったんだけどね。「雫」はストーリー、「痕」は人物が印象に残っているからかな？
４姉妹は全員かわいくて、誰が一番って決められない。でも、楓ちゃんや初音ちゃんみたいに「ぺったん」な娘とのＨシーンは、心苦しいかも（笑）。
それにしても許すまじ、次郎衛門。おまえが優柔不断だから、みんながあんなに苦しむんだろうが〜〜〜！！！ 四女とくっついときながら、死んだ長女が忘れられんって泣いただと〜〜〜！！！ 許せ〜〜〜ん！
あ、最後にアニメファンとしての戯言をば。
もし「雫」で声優が声を当てるなら、月島先輩は飛田展男にやってほしい〜。あのアブノーマルな雰囲気にピッタリだと思うんだけど。
さおりんは宮村優子、「痕」のかおりちゃんはかないみか嬢がいいと思うぞ（かないみかだけなぜ嬢がついてるかって？ それは私がファンだから☆）。