ある夜の柏木家。兄への届くはずのない手紙を綴る賢治。 兄夫婦の忘れ形見、千鶴、梓、楓、初音と共に過ごす、なにげない日々の出来事。 しかし、一見幸せなように見えるこの日常は、 柏木の呪われた血の宿命による悲劇の中の、ほんの一瞬の夢のような時。 そしてそのことは、賢治自身が一番よく知っていた……。 (この作品は「With an angel smile」のプロローグとなっています)
作者:ぱえ 出典:「Artificial mind,Artificial kind」に掲載されたものを改訂しました。
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「届くことのない手紙」は、コミケ53等で頒布された「Artificial mind, Artificial kind」に収録された賢治SSです。
Web上の連載では多少の加筆修正と挿し絵が追加されました。 全8話の連載期間は「1998年2月17日(火)〜2月27日(金)」でした。
できれば、ご意見・ご感想などをいただけると嬉しいです。 著者:ぱえ(pae@bix.or.jp)